1/21/2010

~ 招き猫 ~

化け猫のイメージとして「行灯の油を舐める」というものがある。江戸時代には、煤の少ない菜種油は高価であり、行灯の燃料として安価な魚の油が使われていた。猫がもちろん魚が大好きから、行灯の油を舐めることが多い。

招き猫
「招き猫」とは縁起物として、古来よりお金や人を招いてくれるという。
右手上げの招き猫は、「金運を招く」とされ、「家内安全」「商売繁盛」と思われる。
左手上げの招き猫は、「人を招く」とされていて、「千客万来」「商売繁盛」と思われる。

~ 猫又 と 化け猫 ~

猫又という動物は年を取った猫の妖怪である。尻尾が二つに分かれて、後ろ足で立つことができるといわれている。尾が股になっていることから、ネコの妖怪を猫股と呼ぶようになった。昔の人々は猫の化け物になっていないために、猫の尻尾を短縮した。だから、今の猫たちは尻尾が短いだ。

猫は、10年生きると神通力を持ち、人の言葉を理解し、話すことができると言われ、30年長生きすると、この「猫又」になる。そして、猫又になると、飼い主を食べてその人に化けてしまう。猫又、老猫になったネコは怖い、ねえ。
猫又は 非常に大きいと描かれています。 「明月記」によると「犬のように大きい」とあり、江戸時代から猫が「かしらより尾の先まで、9尺5寸(2m88cm)もあった」と大きさになっている。こんなに人は猫を想像した。

~  有名な狐  ~

玉藻の前

玉藻前は九尾の狐に化けた美人だった。彼女は二十歳の若い女でありながら、大きな知識と美しい顔をもって、天下一の美女とも、皆と謳われた。彼女は中国から日本に渡ってきて、後鳥羽天皇の宮廷に住んだが、彼女の九尾の狐の正体を現して、逃げて、末に殺された。狐の魂は殺生石に姿を変えたと言われている。

葛の葉

ある男は妻の病気をなおすため、信太の森に行って、野狐の生き肝を得ようとする。近くに住んでいた安倍保名が、狩人に追われていた白狐を助けてやるが、その際にけがをしてしまう。そこに葛の葉という女性がやってきて、保名を介抱して家まで送りとどける。葛の葉が保名を見舞っているうち、いつしか二人は恋におちて、結婚して童子丸という子供をもうける。童子丸が5歳のとき、葛の葉の正体が保名に助けられた白狐であることが知れてしまう。だから、葛の葉は信太の森へと帰った。保名は恩返しのために葛の葉が人間世界に来たことを知り、童子丸とともに信太の森に行って、姿をあらわした葛の葉から水晶の玉と黄金の箱を受け取り、別れる。

~ 狐 ~


 狐の特徴は女に化けることが多い。昔々、ある男はきれいな女に出会った。すぐに恋に落ちたと結婚した。そして子供をなした。しかし、女は狐の化けた姿で、犬に正体を現れて、野に逃げてしまった。男は狐に、
「なんじ我を忘れたか、子までなせし仲ではないか、来つ寝(来て寝よ)」
と言ったが、妻は帰ることができなかった。

白狐という狐は白い毛色を持って、人々に幸福をもたらすとされている。
天狐という狐は千歳を超えて、強力な神通力を持ち神格化した九尾の狐より上のランクの狐だ。

変えることは少し準備が必要だ。狐は姿を変える時、頭に木の葉をのせてや人間の頭蓋骨を頭にのせて美しい娘に化けることができる。もし頭蓋骨は落ちれば変形は失敗になる。とても難しい魔法だ.

狐は古来より日本人にとって神聖視されてきた。御饌津神は米の神でした。神の名前は“三狐神”と解して、狐は稲荷神の使って、神社に収まった。年がたったが、稲荷狐は命婦の格を受けて、白狐神として、神社に祀られるようになった。稲荷神社の狐はびゃっこといいます。   狐憑きは、狐の霊に取り憑かれたと言われる人の精神の錯乱した状態だ。ついた人は狐となって、さまざまなことを口走ったり、動作をしたりする。