玉藻の前
玉藻前は九尾の狐に化けた美人だった。彼女は二十歳の若い女でありながら、大きな知識と美しい顔をもって、天下一の美女とも、皆と謳われた。彼女は中国から日本に渡ってきて、後鳥羽天皇の宮廷に住んだが、彼女の九尾の狐の正体を現して、逃げて、末に殺された。狐の魂は殺生石に姿を変えたと言われている。
葛の葉
ある男は妻の病気をなおすため、信太の森に行って、野狐の生き肝を得ようとする。近くに住んでいた安倍保名が、狩人に追われていた白狐を助けてやるが、その際にけがをしてしまう。そこに葛の葉という女性がやってきて、保名を介抱して家まで送りとどける。葛の葉が保名を見舞っているうち、いつしか二人は恋におちて、結婚して童子丸という子供をもうける。童子丸が5歳のとき、葛の葉の正体が保名に助けられた白狐であることが知れてしまう。だから、葛の葉は信太の森へと帰った。保名は恩返しのために葛の葉が人間世界に来たことを知り、童子丸とともに信太の森に行って、姿をあらわした葛の葉から水晶の玉と黄金の箱を受け取り、別れる。
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面白かった。人に化ける生き物は女性だけですか男性の生き物もありますか。
ReplyDeleteカシャさん:
ReplyDelete狐は女性と男性だけでなく、ほかの姿も化けることができる。普通のものも、地蔵の像も, 日常に使う物も化けることができる。いつも人間を騙すため。
美しい伝説ですね。その九尾の玉藻前はよく映画やアニメに出ますね。
ReplyDelete「信太の森ふるさと館」hpを参考にしてください。信太の森について、分かりやすく説明されています。参考にできる本の名前も正しく書かれています。多分、役に立つと思いますよ。
ReplyDelete信太の森近くの「信太中学校」の教員を、過去にしていた者です。がんばって、研究してください。
(和歌山県 新田)